令和2年2月20日 第1回定例会


 質問事項2   食と健康について
次に、食と健康についてです。
 最初に、江戸東京野菜についてお伺いします。
 JA東京に登録された江戸東京野菜は、現在48品目あり、もともと江戸時代の地野菜とともに、諸国から集まった野菜の種を品種の改良を経て栽培して江戸の野菜として定着したものがあります。
有名な野菜では、地名があらわす練馬大根、馬込三寸ニンジン、千住一本ネギ等、区内では亀戸大根や砂村三寸ニンジン、砂村一本ネギがあります。
収穫時期で季節を感じ、旬の味覚を楽しむことは大切なことです。
学校における食育で江東区の伝統野菜をテーマに取り組みをされています。
 そこでお伺いします。
地域の食文化、食材を学ぶために栽培して収穫する活動が今も継続し、そして広まっているのでしょうか。
 区外ですが、友人がかかわるこども園で、アレルギーの知識を持ち、御家庭でともに調理活動を続けて、園児たちが自分たちで栽培、収穫し、それを料理して、苦手な食べ物を食べ、克服できたことを親も喜んでいると聞いています。
 学校教育での田んぼの学校や、毛利小学校では隣接した都立公園の畑で野菜を耕しています。
伝統野菜の活用とさらなる体験型の食育の継承について、考えをお聞きします。
 次に、健康に結びついた食文化についてお伺いします。
 1月24日から30日は全国学校給食週間であり、区役所の2階のフロアでは食育展が開催され、各小中学校の食育をテーマとした展示がありました。
オリンピック・パラリンピック給食や生徒がつくるお弁当、季節の食材を使用した給食や、2013年12月にユネスコが無形文化遺産登録した和食の特徴を学んだ展示がありました。
この食育展を各出張所ごとに展示して、多くの区民に知ってほしいと思いました。
 そこでお伺いします。
食育の推進として、江東区食育推進計画の第3次の計画策定で、食を通じたコミュニケーションの機会の減少、食を大切にする意識の低下などの課題を挙げていますが、実践面での課題とはどういうことなんでしょうか。
 食育展でも実践の環を広げていこうと、中学生や家族で取り組んだ「わが家の行事食」の23作品が展示され、とても気持ちが伝わる冊子も作成されました。
この冊子のレシピは、各家庭の祖母から母に受け継いだ味や季節ごとの行事食や地方の伝統的な料理として紹介してくれています。
令和2年度の新たな食育推進事業で江東区家庭料理検定が決まっていますが、具体的な内容をお聞きします。
 和食は、新鮮な食材を使い、自然の美しさや季節を表現している点や、年中行事に深くかかわり、文化的なところも評価されています。
和食の原点は家庭料理であり、健康に結びついた食生活が暮らしの中にあるからです。
季節の野菜をふんだんにとる一汁一菜を基本として、旬の野菜や魚類を食べることで健康を維持できると言われています。
 そこでお伺いします。
健康に結びついた和食の原点の家庭料理について、考えがあればお聞きします。
 江東区には豊洲市場・千客万来施設が2022年にオープンします。
一足先に江戸前城下町が開かれています。
食文化を大切にするとともに、季節野菜や旬の鮮魚が食べられる城下町になることを期待します。
 区内にある食材の発信地である豊洲市場の江戸前城下町で、亀戸大根を初めとする区内伝統野菜が食べられ、家庭料理などの食文化が伝えられるエリアを区の主催でできる可能性について、考えをお聞きします。

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  質問事項2の回答   区長(山崎孝明)
食と健康についての御質問です。
 まず、江戸東京野菜に関するお尋ねですが、区立小中学校では、平成22年度に東京都の食育研究指定地域となったことを契機として、江東区の伝統野菜の復活に取り組んでおり、今年度は小中学校5校で亀戸大根を、小学校1校で砂村一本ネギを、幼稚園1園、小中学校8校でそらまめを継続して栽培しております。
 そらまめが江戸野菜に指定されているかどうかは私、知りませんけれども、旧中川のそらまめ祭りを契機として、大島の小中学校が中心となってそらまめを栽培していると、それを祭りで配っているということがございます。
 土壌づくりや育て方の難しさから、現時点で実施校を広げる計画はありませんが、専門の知見を得ながら取り組みが継続できるよう努めてまいります。
 あわせて深川めしを初めとした郷土料理や、小松菜や明日葉などの地場産物を学校給食に取り入れることで、児童・生徒が食と地域とのつながりへの関心を高められるよう、取り組んでまいります。
 また、体験型の食育についてですが、本区では多くの小中学校において、理科や総合的な学習の時間、校外活動等を通じ、さまざまな農作物の生産体験学習を行っており、今後も実践を踏まえた食育を着実に推進してまいります。
 次に、健康に結びついた食文化の普及についてです。
 まず、第三次江東区食育推進計画の実践面での課題についてですが、世帯構成やライフスタイルの多様化により、家族や異世代の人と一緒に食卓を囲むなど、ともに一緒に食べるという、そういう機会が減っていることから、食べ物の生産過程を知り、つくる人への感謝の気持ちを持つことや、日本の食文化を理解し、次世代へ継承することが難しくなっているものと考えております。
 次に、次年度から新たに取り組む江東区家庭料理検定ですが、23区初となる区独自の食育の検定を通して、小中学生に日本の食文化に関する知識、食事のマナー、バランスのとれた食事や基礎的な調理の仕方など、食に関する基礎的な知識と選択力を身につけてもらうとともに、保護者等の一般受検を受け付けることで、家族での取り組みを促し、検定を通じた家族間のコミュニケーションの充実を図ることを目的としております。
 江東区では、保健所が頑張っておいしいメニューコンクールを開催してもう何年にもなりますが、非常に多くのこどもたちが、お母さんと一緒に新しい自分たちで考えた料理をつくって、そのコンテストをやっておりますが、非常にこれですね、私、毎回出るんですけれども、いい行事だと、事業だというふうに思っています。
親子のその何というんでしょう、料理をつくることによって協働する力、コミュニケーションを図るという点では、本当にホットでいい行事でしてね、それをいつも感心して楽しく見ているんですが、たまたま去年、ある料理学校の校長先生とお会いしたときに、食育の検定の教科書をお持ちいただいて見せてもらいました。
それ見ますと、非常に基礎的な、易しいというか、いい内容でしてね、これはいいということで、いろいろ検討した結果、今回、来年度から始めたいということになったわけです。
 これも今申したように、大人も参加できるということでございますが、できればおいしいメニューコンクールのように、親子でお母さんとこどもが同じ検定試験を受けるというのは、とてもいいことじゃないかなというふうに思っていますので、できるだけ多くの参加者を得たいなというふうに思っています。
 特に非常に基礎的なことですから、栄養のこともそうですし、包丁を使うこともそうですし、料理のバランスもそうですし、いろんなことが、基礎的な基本的なことが教えいただけるということで、そういう教科書をこどもたちが読むということだけでも、私は大きな効果があるんじゃないかというふうに期待をしているところでございます。
 次に、和食中心の家庭料理についてですが、日本の伝統的な食文化である和食は、栄養バランスにすぐれ、日本人の健康的な食生活を支えています。
また、国の第三次食育推進計画の中でも、食文化の継承に向けた食育の推進が重点目標の1つとなっており、郷土料理や行事食など、和食を次世代へ継承する取り組みは重要性を増しています。
今後とも、家庭における和食の魅力を伝えていく取り組みを進めてまいります。
 次に、江戸前城下町における区主催の取り組みの可能性についてですが、江戸前城下町は、豊洲市場の新鮮な食材を使った海鮮焼きや日本の多様な食文化を体験できる多種多様な飲食・物販店舗を集積した、食とライフスタイルの発信拠点としてことし1月に開業しました。
施設内には、屋外マルシェやイベントなど、さまざまな人が集い、憩うことのできる多目的広場もありますが、区主催によるイベントなどの開催については、今後の検討課題とさせていただきます。
 

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