平成24年9月21日 平成24年第3回定例会



 東陽町駅裏側に民間が用意した自動販売機前の小さな灰皿で、多くの利用者が喫煙している姿が見受けられます。主要駅の門前仲町駅、JRの亀戸駅等でも同様に、多くの喫煙者の方々にマナーを守っていただいております。しかし、少数の方々の歩きたばこやポイ捨ての姿があり、平成21年7月の「江東区歩行喫煙等の防止に関する条例」が施行された後も、問題は解決されておりません。
区は、条例施行後、主要駅10駅と区立公園の指定時間内の路上喫煙禁止を実行し、ボランティアの方々と協力して、町の美化と喫煙ルールを守るように呼びかけ、ポケット灰皿の配布活動も試みています。
そこで、お伺いします。墨田区にある錦糸町駅北口、南口には、民間の協力も得てそれぞれ喫煙エリアが設けられており、駅の利用者の歩きたばこや吸い殻等のポイ捨ての防止に役立っております。
喫煙所モデル事業であった南砂町駅及び潮見駅、また辰巳駅での喫煙スペースの現状は、平成22年、厚生労働省の健康増進法に係る通知以降、どのようになっているのでしょうか。
黄色いベストを着た歩行喫煙等防止パトロールは、区の委託事業として、主要10駅、毎日2人1組で実施していますが、ほかにどのような活動をしているのでしょうか。
世田谷区の下北沢駅周辺の商店街では、喫煙者と共存できる分煙タウンをつくろうと、統一した喫煙ルールを明示したステッカーを表示する運動を進めています。
当区でも、保健所の健康推進関連事業で、「健康づくり応援店」として200店舗以上の登録店で、禁煙、時間分煙のステッカーを表示しています。しかし、ステッカーの表示に問題があるのか、私は歩いていて気がつきませんでした。統一したステッカーデザインを広く告知し、さらに商店街連合会との連携を進め、応援店をふやし、「禁煙」や「分煙」、指定時間に喫煙可能の「時間分煙」を表示し、店頭や駅周辺に多く掲示することはできないのでしょうか。その活動が、いずれ各商店街の利用増加、また誘致につながることを期待します。
みんなに優しいマナー向上を目指し、喫煙者と禁煙者が理解して共存できる安心な町になっていくことを望みます。  

次に、本日9月21日より秋の全国交通安全運動がスタートしました。
最初に、自転車利用者のマナー向上についてお伺いします。
東日本大震災が起きて以後、自転車の必要性が高まり、利用が大変多くなっています。同時に、事故も多発し、対自転車の交通事故の件数がふえていると聞いています。
私が毎日のように利用する横十間川親水公園では、特に朝の通勤時間は混雑し、遊歩道において、歩行者と自転車利用者が危険と感じる光景がよく見られます。
警視庁は、自転車利用者の運転マナー向上を図りつつ、自転車総合対策推進計画を発表してから半年以上が経過しています。
自転車安全利用五則では、1則は「車道が原則、歩道は例外」、2則は「車道は左側を通行」、3から5則は、安全ルールやヘルメット着用などをうたっています。
安全・安心な自転車利用環境について、警視庁の取り組みは複雑な道路事情から難航し、実際にはルート整備を進めることができたのは一部の警察署だけです。
国土交通省と警察庁が開催した「安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた検討委員会」より提出された自転車ネットワーク計画の策定は、一方通行や駐車メーター等のさまざまな交通規制が入り組み、3割の市区町村しか計画が進んでいない現状が示されました。その現状の中で、都の青少年・治安対策本部が、自転車走行空間確保の社会実験の実施を考えており、ルート整備が可能な本区臨海部で計画が予定されていると聞いております。  
また、学校教育でも、交通安全教室を授業内で実施していただいております。中学校では、スタントマンを活用した教室を、2校から8校に拡充したと聞きました。
そこでお伺いします。亀戸地区で実施されている車道を柵などで分離した自転車走行専用レーンの整備への最大の課題は、住民との合意です。しかしながら難問であり、そのかわり路肩や歩道に色をつけるなどの改善をして対策しているエリアが見受けられます。このような専用レーンの整備に関して、区としての考えをお聞かせください。
ハード面の計画が進まないのであれば正しい乗り方を浸透させ、マナー向上への指導強化や啓蒙活動への推進に力を注ぐべきではないでしょうか。大切なのは、自動車、自転車、歩行者がお互いに譲り合う気持ちを持つことです。
埼玉県までつながる荒川、入間川には、とてもよいサイクリングロードの環境が整っています。埼玉県では「ひと・街にやさしいサイクリスト〜埼玉から広げようマナーアップの輪〜」をテーマに、サイクリングフェスティバルや観光サイクリングスタンプラリーなど、地域協賛を募り、観光と地域活性を狙ったイベントが実施されています。  
そこでお伺いします。当区にも若洲サイクリングロードがあり、9月17日に江東区若洲公園にて、自転車フェスタ・若洲バイシクルミーティングが指定管理者のもと開催され、正しい乗り方や交通ルールの交通安全講習会があり、見学してまいりました。しかし、残念ながら参加者は少なく、1時間30分の短い時間の講習会でした。
荒川河川敷コースと荒川ロックゲート、中川船番所資料館、川の駅をつなぎ、タイムやスピードを競うものではなく、旧中川でのハゼ釣り大会同様に、親子で参加できる安全運転の啓蒙活動やマナー向上への推進を広げていく楽しい自転車イベントを計画してはどうでしょうか。スタンプラリー方式を実施してコース内にある文化施設をめぐるなど、観光誘致にもつながると思います。
毎年秋に開催されている江東シーサイドマラソンには、多くの区民が参加されております。同様に自転車イベントを開催して、譲り合う精神が大切であることを区民に伝えていくことが重要であると考えます。

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みんなに優しいマナーの向上について土木部長(並木雅登)


まず、喫煙所モデル事業の現状についてのお尋ねであります。  現在、3カ所の喫煙所を設置しておりますが、喫煙所周辺の吸い殻のポイ捨て、歩行喫煙が減少しており、引き続き効果を検証してまいります。  

次に、歩行喫煙等防止パトロール活動についてであります。  乗降客の多い主要10駅を重点的にパトロールしていますが、その他18駅についても、人員配置等の弾力的な対応を行い、駅周辺の喫煙マナーの向上を図っております。さらに、ポイ捨て吸い殻を収集するなど、美化活動の一端もあわせ担っております。  

次に、健康づくり応援店登録制度での禁煙等のステッカー掲示についてです。  この制度は、江東区健康プランの推進を趣旨として、区内の店舗に依頼し、たばこの禁煙、分煙と食育をステッカーに表示し、区民の健康意識啓発を図るものですが、十分な効果は得られていないと認識しております。  今後は、健康づくりの意識啓発を目的に、さざんかカード協賛店などとの連携を図ってまいります。また、店舗屋内での喫煙者のマナー向上を図るため、ステッカーの形状や掲示の方法等の見直しを検討してまいります。  次に、自転車利用者のマナー向上についてのお尋ねであります。  まず、自転車走行専用レーンの整備についてであります。自転車利用者の増加とともに、自転車が関係する交通事故が増加し、警察庁は、自転車の交通規制を強化する方針を打ち出しました。  これを受け、全国で自転車専用レーンの整備に向けて、歩道通行部分のカラー舗装による明示や、車道左側端の青色カラー舗装など、さまざまな取り組みが始まっておりますが、現状では効果や課題を検証するための試験段階にとどまっております。  本区としても、これらの動向を注視しつつ、関係機関と協議を図りながら、自転車走行空間のネットワーク化について検討を進めてまいります。  自転車利用者のマナー向上や走行ルールの遵守ですが、マナーやルールは交通安全にとって基本となるべきものであり、ハード面の整備とともに実施すべき課題であります。そのため、区では、正しい走り方の浸透や自転車マナー向上のため、スタントマンを活用した安全教室や、新たに商業施設での自転車シミュレーターを活用した自転車安全利用キャンペーンなどを行っているところであり、今後も積極的に啓発に努めてまいります。  

次に、自転車イベントの計画についてであります。  御指摘の荒川河川敷等におけるイベントは、交通安全啓発の取り組みの一つとして有効な方策であると考えますが、長いコースの中での安全の確保や実施体制などに課題があり、慎重に検討してまいります。  悲惨な自転車事故を少しでも減らすため、区では、自転車にバックミラーをつける等の提言を区長みずから警視庁に行ったところであり、今後とも警察署と連携し、さまざまな機会を捉え、交通安全を区民に働きかけ、積極的に取り組んでまいります。

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