平成25年2月21日 平成25年第1回定例会



  次に、区立公園の防災設備についてお伺いします。
昭和60年8月15日の港区平和都市宣言から20周年の記念事業として、平成17年8月15日、港区立芝公園に「平和の灯」が設置されております。そして、同公園には、災害時対応施設としてソーラー照明灯や災害用マンホールトイレが10基あり、雨水貯留槽の手押しポンプを利用するなど、区立公園としてすばらしい防災環境を整えています。環境学習施設もあり、児童・生徒の体験野外学習の場としても整備されています。
また、国土交通省は、観光客などの休憩施設として、地域活性化に貢献している道の駅の防災拠点化を急ぐ報道がありました。現在、全国996拠点あり、約150拠点で防災関連の設備増強を行うなど、新たな取り組みを進めると聞いています。  
そこで、お伺いします。当区としても、地域防災力強化の関連で、区立公園への防災設備の整備計画はあるのでしょうか。避難場所に指定されている区内の都立公園の現状も、どのようになっているのでしょうか。
区立若洲公園の整備についてお伺いします。
2月12日で東京ゲートブリッジが開通して1年が経過します。東京湾では、1993年のレインボーブリッジ開通以来、慢性的に渋滞している湾岸道路のバイパスとしての役割を担っています。そして、新たな名所となっており、散策を楽しむ人々、東京スカイツリーや東京タワー、東京湾岸の高層ビル群のパノラマなどを楽しむ人々など、多くの来場者でにぎわっています。
公共交通機関は、新木場駅前から若洲キャンプ場行きの路線バスがあるだけです。サイクリングや海釣り施設も好評なことから、増設した公園駐車場350台分が週末には満車になることが多く、対応に苦慮されています。  
そこで、お伺いします。東京ゲートブリッジ開通後のこの1年間、指定管理者側でサイクリング教室やシニア釣り教室などの行事が企画されていますが、駐車場の満車時の利用状況や公園全体の利用実態の把握、安全対策はされているのでしょうか。
橋のたもと、区立若洲公園内の歩行者用エレベーター脇に福島の若い方々が開店した売店があり、地酒や温かいおでんなどを販売し、とても好評です。山崎区長が、本区の国家公務員宿舎、東雲住宅の避難者の方々に出店を持ちかけ実現しました。売り上げの一部は東雲住宅の交流組織、「東雲の会」の運営費にもなっています。
公園のサービスセンターの業務はキャンプ場の使用を主としていますが、今後、東京ゲートブリッジの観光客増を踏まえて、江東区・道の駅構想を進めてはどうでしょうか。
避難者運営の売店や海釣り専門売店、サイクリング専門店、江戸切り子などの江東区民芸品店、湾岸情報ターミナルなどの拠点整備と、さまざまな有効活用方法が考えられます。  
そこで、お伺いします。国が進める道の駅制度を通して、江東区・道の駅構想を検討することは可能でしょうか。
山崎区長がマスコミ等で激論されている中央防波堤埋立地の帰属問題がありますが、若洲公園全体を江東区・道の駅構想で区民のリゾート施設として進めていくのはどうでしょうか。
官民一体となって協働により進める中央防波堤埋立地の海の森とをつなげる東京ゲートブリッジの入り口は、江東区であります。にぎわいある区立若洲公園とのつながりを強く主張していくことは、大変必要と考えます。

▼次ページへ▲前ページに戻る

地域と密着した区立公園整備について区長(山崎孝明)


初めに、地域と密着した区立公園整備についての御質問にお答えします。  公園は、区民の生活に潤いを与える憩いの場であるとともに、災害時には区民の避難や初動活動のための防災施設として、都立公園と区立公園がその規模に応じた役割を担っております。  まず、区立公園の防災設備の整備計画についてでありますが、本区における応急活動期の区立公園の位置づけは、町会・自治会単位で一時集合場所として定めている場合が多く、集団避難行動や情報収集のための一時的な集合場所であることから、現在のところ長期滞在を想定した設備の設置は考えておりません。  しかしながら、防火水槽や災害協力隊の資機材格納庫等の設置など、地域防災力の強化を目的とした活用を図っており、今後は、木造密集地域の初期消火能力を高めるためのスタンドパイプ格納庫等の整備を進めていく計画です。  また、都立公園の現状についてですが、東京都建設局が防災公園として整備している都立公園は、震災時の活動拠点や避難場所として指定されており、本区においても、6カ所の都立公園があります。  都立公園には、震災時に断水した場合でも使用可能なマンホールトイレや、炊き出しなどができるかまどベンチなどの防災施設が整備されているものがあり、また、給水施設が設置されているところもあります。  

次に、区立若洲公園の整備についてでありますが、区立若洲公園は、キャンプ場、サイクリングロード、遊歩道などで構成される、誰もが楽しめる野外レクリエーションゾーンとして整備した公園であります。  自動車駐車場の満車時の利用状況ですが、キャンプ場利用者が集中する5月の連休には、混雑時に30台から40台の車の列ができ、最長で20分程度の入庫待ちが生じております。そのほか、東京ゲートブリッジの観光目的利用で、一時的に満車となりますが、長時間滞在ではないため回転率が早く、目立った混乱は生じておりません。  公園の安全対策については、混雑時に公園利用者がスムーズに移動できるように歩行者用通路や案内板を設置し、状況によって警備員を配置するなど、公園全体を通して安全に留意しております。  

次に、江東区・道の駅構想の御提案でありますが、道の駅は、道路利用者の休憩、地域の情報発信、地域の連携機能をあわせ持った施設であり、快適な道路交通環境を形成し地域振興に寄与することを目的として、国が整備、配置を進めているものであります。  新たな観光資源である東京ゲートブリッジが開通し、東京の海の玄関口となった若洲公園を道の駅として再整備することは、貴重な御提案と考えます。  国の制度では、駐車場の無料化が前提となるなど課題もありますが、若洲公園が当然本区に帰属すべき中央防波堤埋立地内の海の森と東京ゲートブリッジで結ばれ、湾岸地域のレクリエーションエリアが大きく広がる中で、若洲公園の位置づけを改めて考えることは重要であり、今後の湾岸地区の発展の動向を見据えつつ、さまざまな角度から検討してまいりたいと思います。  本区の湾岸地域は、大規模な公園、スポーツ・レクリエーション施設が各所にあり、また、深川木場からの歴史ある文化を継承する木材産業や広大な水辺空間など、東京のベイエリアとして魅力ある資源が数多く存在するエリアであります。  本区としても、関係機関や地域との連携のもとに、新たな活力を生む町として先端的なまちづくりを進めていく所存であります。  しかしながら、この9月にオリンピック・パラリンピックが東京で開催ということがもし決定した場合、競技施設が数多く湾岸エリアにできるわけです。そうなりますと、そうした施設計画は、将来、江東区の湾岸エリアをどのような形につくり上げていくかということに対して、大きな変化を与えることになろうと思います。そうした意味で、道の駅といういい構想でありますけれども、それのみにとどまらず、湾岸地域全体をスポーツ・レクリエーションゾーンとして、江東区が基本構想に掲げる考え方に沿いつつ、なおかつそこに新たな考え方を入れていかなければいけないと思っていまして、いずれにしても9月のオリンピック・パラリンピックの決定いかんによって、もしオリンピックが東京で開催ということに決まれば、その辺、区を挙げて新たな検討組織を立ち上げて、議会の皆さんの御意見も踏まえながら、区民の声も聞きながら、しっかりとした湾岸エリアの開発を考えていかなければならないと考えております。

▼次ページへ▲前ページに戻る