平成27年9月15日 平成27年第3回定例会



大綱2点目のものづくりの連携についてですが、江東ブランドと「ものづくり技能競技大会」についてお伺いします。
 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、世界に胸を張れる日本のよさとして、ものづくり大国であることを再認識し、改めて検討していくことが必要であると考えます。
区内のものづくりにかかわる産業をさらに評価していくべきでしょう。
 この夏に、ものづくりに携わる世界の若者が腕前を競う2年に1度の技能五輪国際大会が、ブラジルのサンパウロ市で開催されました。
この大会では、自動車や電機の大手メーカーに勤める22歳以下の若手技能者が競い合い、技のレベルを高めることを狙いとして、溶接、移動式ロボット、車体塗装など、40種目以上で競い合います。
 そこで、お伺いします。
各メーカーでは、日本代表選手として、社内で技術向上を目指した訓練を積み重ねているわけですが、区内にもものづくりにかかわる地域企業に勤めている多くの若者たちがいます。
将来のリーダーになるために、またものづくり大国の復権をかけ、区内企業の若手技能者の技能競技大会開催を検討していただきたいと強く考えます。
 昨年、すぐれた製品技術により革新的に事業展開をしている区内の企業を江東ブランドとして認定し、ものづくりのすばらしさ、力強さを広めていただきました。
企業努力には改めて敬服します。
 その江東ブランド、個人技能評価をするものづくり技能競技大会を開催し、若者たちに挑戦する機会を与えることはできないのでしょうか。
 次に、ロボット技術の発展についてお伺いします。
 ものづくり大国の復権に向けて、各地で取り組まれていることの一つにロボット技術の躍進があります。
経済産業省は、東京オリンピック・パラリンピックと同じ2020年にロボットオリンピック(仮称)を開催すると発表しました。
 私は、物心ついたころ、白黒テレビで鉄腕アトムを見て、未来では人間と同じように考え、手助けしてくれるロボットがいるということに夢を抱いていました。
それが今、少しずつですが現実味を帯びてきました。
 米国防総省の国防高等研究計画局主催の、自己判断能力を持つ人型ロボットが、運転やバルブを操作したり、階段を上がるといった課題をこなす大会が米国西海岸で開かれ、このようなコンテストを経て各メーカーは開発を進めています。
 また、障害による行動の制約や負担を和らげたり、労力を軽減したりする装着型ロボットは、今後の発展が期待される分野です。
障害者の助けになったり、高齢者の手助けとなるよう、病院やリハビリ施設向けに、自動車メーカーが歩行を助ける訓練機器等の開発を進めています。
 日常生活にロボットが入り込む可能性を政府は想定しており、ロボット新戦略を推進するロボット革命イニシアティブ協議会を発足させ、ワーキンググループで方向性を議論しています。
 そこで、お伺いします。
ロボットや人工知能の開発が進むことにより、経済や雇用の姿はどのように変わっていくのでしょうか。
最新式の会話ロボットは、感情を持った受け答えをして、家庭を明るくしたり、高齢者の認知症対策に役立っています。
障害者や高齢者に対するロボット導入についてはどのように考えているのでしょうか。
 区内にある芝浦工業大学は、民間のロボットスクールにカリキュラムを提供しており、ロボットを科学するこどもたちに未来への夢を与えています。
また、文化コミュニティ財団の豊洲文化センター主催の「親子で作ろう!ロボットセミナー」の開催に協力していただき、亀戸文化センターでもセミナー活動をふやしていただきました。
応募人数も多いため、さらに親子でのロボット学習の機会をふやしていくことについて、考えをお聞きします。
 そして、小中学校の児童・生徒のロボット技術への関与についてお伺いします。
 目黒区で、東京工業大学出身のノーベル化学賞受賞者である白川英樹氏が、中学校1年生全員に向けて講演を行いました。
こどもたちの科学技術に対する興味を深め、理科系の学力を上げるために、区内の大学教授などの基調講演を推進するのはどうでしょうか。
考えがあればお聞きします。

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教育の制度改革について地域振興部長(谷口昭生)


 まず、江東ブランドと「ものづくり技能競技大会」についてです。
 昨年度、区内のすぐれた製品や技術を保有する企業を江東ブランドとして認定する事業を創設し、21社の認定を行いましたが、認定企業の中には世界に誇れる職人や技術者が含まれています。
また、江東ブランド以外でも、優秀な技能・技術を有し、区内産業の発展と技能の承継に貢献した方を、毎年優秀技能者として表彰し、地域産業の育成に努めております。
 こうした技能・技術は本区の誇りであり、守り育てていく必要のある貴重な財産であるとともに、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国内だけでなく世界に向けて発信していくことが、本区のさらなる産業の発展につながるものと考えております。
 お尋ねのものづくり技能競技大会については、若者が技を磨き競い合う場として有効な手段の一つと認識しております。
一方で、個人技能については、多様な業種、分野があり、現在でもさまざまな技能競技大会が実施されております。
 本区としても、各種の技能競技大会を引き続き支援していくとともに、産業団体とも連携し、若者がものづくりに挑戦しやすい環境整備に努めてまいります。
 次に、ロボット技術の発展についてです。
 まず、障害者や高齢者に対するロボット導入についてですが、本年5月にロボット革命イニシアティブ協議会が創設され、2020年を目指してアクションプランを定め、介護ロボットの市場規模の拡大や医療ロボットの普及を図るとしています。
 また、本区にある芝浦工業大学は、文部科学省の「地(知)の拠点整備事業」の採択を受け、そのプロジェクトの一つとして、ロボット技術による見守り・健康支援等スマートタウン構築を進めております。
 区といたしましては、こうしたロボット技術の研究プロジェクトについて、産学公連携のもとに、地域との技術連携を積極的に推進していくことにより、障害者や高齢者に対するロボット導入や普及の支援につなげてまいります。
 次に、親子でのロボット学習の機会についてですが、文化コミュニティ財団では、心の豊かさと生きる力を育むことを目的に、芝浦工業大学と連携して、平成15年度からロボットセミナーを開催しております。
今年度も40組の親子を対象としたセミナーに多数の応募があり、人気の講座になっており、今年度は新たに亀戸文化センターにも拡大したところであります。
 今後、さらに多くのこどもたちが参加できるよう、他の文化センターでの開催に向けて検討してまいります。
 次に、小中学校の児童・生徒へのロボット技術のかかわりについてですが、現在、区内企業の協力をいただき、本区の小学校が参加するこどもサイエンス教室において、コンピューターを使用したロボットづくりを行っております。
また、本年4月に有明に開設された武蔵野大学工学部との連携について検討を始めており、今後ともこどもたちの科学教育への興味、関心を高める取り組みを進めてまいります。
 

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