平成27年9月15日 平成27年第3回定例会



大綱3点目の、木のぬくもりある環境整備についてですが、最初に、木のぬくもりについてお伺いします。

 山形県にある電子機器組み立てメーカーが副業から生み出した、木のぬくもりあふれる「MOKULOCK」というブロックおもちゃがあります。
本物志向の人から支持を集め、国内外から高評価を得ており、パリの見本市に出展され、環境に配慮して持続可能な商品をつくる企業に送られるグリーン・アイテナリー賞を受賞しました。
 地元の自然を生かすことに目を向け、6種類のカエデやケヤキなどの地元の間伐材や使用しない木材を利用してつくられた、色合いや木目がそれぞれ異なる、オリジナリティーあふれた木のぬくもりあるおもちゃであると聞きました。
 そこで、お伺いします。
環境学習情報館えこっくる江東で行われた環境フェアでは、環境保全への関心と理解を深める目的でいろいろな取り組みが発表されており、また、木の温かみを生かした「つむ木」というブロックで楽しくこどもたちは遊んでいました。
そして、木製おもちゃコーナーも人気がありました。
 このように、木をふんだんに活用した子育て環境や安らぎあるエリアについて、今後どのように取り組んでいかれるのか、お聞きします。
 次に、ウッドスタート宣言についてお伺いします。
 深川木場の伝統を守り、新木場という産業地を持つ本区では、木の文化を伝え、暮らしに木を取り入れた環境を守っていく必要があります。
 日本グッド・トイ委員会が展開している木育の行動プランであるウッドスタート宣言は、民間の木材関連事業者が日本全国で広めています。
その調印式が7月22日に区内で初めて開かれました。
 木材企業に携わる人、子育て支援関係者や自治体が一堂に会し開催された木育円卓会議では、子育てサロン木育化事業や高齢者の認知症対策での木育利用、また、幼稚園、保育園、そして特別支援学校での杉材などを利用した教育、育成について語られました。
 木のおもちゃはこどもの五感に働きかけ、感性豊かな心の発達を促進します。
ウッドスタート宣言の木育化する事業は、国の後押しはもちろん、地方自治体と企業が協働してつながり、木材利用推進を図っていかなくてはなりません。
 そこで、お伺いします。
東京おもちゃ美術館を運営する日本グッド・トイ委員会が進めるウッドスタート宣言について、また、今回ウッドスタート宣言を行った民間企業について、本区の認識をお聞きします。
 最後に、木育ひろばの環境整備についてお伺いします。
 1年前の一般質問で検討をお願いした赤ちゃん木育ひろばは、3歳未満のこどもと親が、国産の樹齢100年以上の杉材を活用した空間で、遊びを通して豊かな親子のコミュニケーションを楽しめるものです。
 現在、児童が安全に安心して過ごすことのできる居場所、生活の場を提供する江東きっずクラブの事業等で、学童クラブ機能が平成29年度までに全小学校に導入される予定になっています。
それにより、児童館のあいたスペースの活用方法が広がり、木育を取り入れることが期待されますが、いかがでしょうか。
 また、この赤ちゃん木育ひろばの実現を、環境保全に関する施策を推進している環境学習情報館えこっくる江東の10周年を迎える事業として進めるのはどうでしょうか。
木のぬくもりある環境整備を進める本区として、赤ちゃん木育ひろばの検討も大いに期待するところです。
 木育について改めてお伺いして、一般質問を終わります。

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教育の制度改革について区長(山崎孝明)


 まず、木のぬくもりについてですが、御質問にあります「つむ木」とは、平成23年度に環境木づかい事業として、本区の地場産業である新木場の木材業者と区内障害者施設とが連携、協働し、進めた事業であります。
 木の持つ香りやぬくもりをこどもたちに伝えるため、およそ7万枚の国産ヒノキや杉材で製作した積み木を、保育施設など171カ所に無料配布いたしました。
現在でも保育園や幼稚園などでは毎日使われており、素材がシンプルなだけに、こどもたちの創造力が十分に育まれ、人気が高い遊びであると聞いております。
 お尋ねの木をふんだんに活用した子育て環境や、安らぎあるエリアへの今後の取り組みについては、昨年度策定した江東区公共建築物等における木材利用推進方針に従い、これから整備される学校や子育て関連施設でさらなる工夫を凝らし、木をふんだんに活用した子育て環境の整備に努めてまいります。
 次に、ウッドスタート宣言についてですが、この事業は、おもちゃと遊びによる世代間交流を促す活動をしている日本グッド・トイ委員会が運営しており、木育の意義を理解し具体的に取り組んでいる自治体や企業を対象としております。
 ウッドスタート宣言についての本区の認識ですが、多くの点において、本区の木材活用の方向性と一致するものであり、全国レベルでの展開についても、意欲的な取り組みであると認識しております。
しかしながら、広く国内外の木材産業や産地と取り引きがある新木場を抱える本区としては、宣言の条件である「特定の木材産地との連携」については難しいため、今後、新木場全体でこうした活動と連携できる条件が整えば、地場産業の活性化の立場から検討してまいります。
 また、今回ウッドスタート宣言を行った企業の取り組みに対する認識についてですが、身近で親しみのある木材活用のあり方を積極的に示したことは、区としても評価できる取り組みであると認識しております。
 次に、木育ひろばの環境整備についてです。
 まずは、児童館の空きスペースでの木育の活用についての御質問ですが、児童館の学童クラブが抜けた部屋については、さまざまなニーズに応える育成室として柔軟な運用をしており、新たな育成室を木育ひろばとして占用することは、現時点では、今後の課題であると考えております。
 また、環境学習情報館えこっくる江東の10周年事業として木育を進めることへの御提案ですが、本区としても、CO2を吸収し森林保全につながる木の活用は、環境学習情報館えこっくる江東にとってふさわしい内容であると考えております。
 来月の区民まつり中央まつりでは、新たに1,800個の国産ヒノキのボールプールを準備し、多くのこどもたちにヒノキの香りと感触を楽しんでもらおうと考えております。
 区民まつり中央まつりの終了後は、環境学習情報館えこっくる江東にこのボールプールを引き継ぎ、これからの木育の取り組みの一つとして、「つむ木」などと一緒に活用してまいりたいと考えております。
 

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