平成28年6月9日 平成28年第2回定例会


 質問事項2   放課後等の居場所づくりについて
 次は、放課後等の居場所づくりについてです。
 初めに、児童・生徒・青少年の居場所づくりについて、お伺いします。
 中学・高校生の利用が多い青少年センターは、施設改修を経て、来年度、保育園との複合施設になりますが、青少年センターで平成22年より実施している、非常勤の指導員が生徒たちを見守り、話し相手や遊び相手となって、悩み事の相談にも対応しているロビーワークの現状はいかがでしょうか。
 また、文化コミュニティ財団が管理運営している、各地区にある文化センター等で実施している児童・生徒向けのさまざまな教室や講座の内容で、人気があるものがあればお聞きします。
 次に、放課後等デイサービスへの協力についてお伺いします。
 厚生労働省の発表によれば、障害児の放課後の居場所になっている放課後等デイサービスの事業所は、年々ふえ続けています。
近年は多様な事業者が多く参入しており、一部には悪質な事業者がいると聞いています。
厚生労働省は改善の働きかけをしていますが、全ての事業所には対応できていないと感じています。
一方で、当区の場合は、家賃補助や重度加算をしていただいていると聞き、感謝いたします。
 そこでお伺いします。
個々の施設を見守って確認していただくなど、区としてできる支援があればお聞きします。
 また、18歳以上の障害者の青年・成人の活動についてですが、2月の都議会厚生委員会で請願が採択され、厚生労働大臣等宛てに「青年・成人の障害者が、日中活動や就労の後に様々な人々と交流し集団活動を行う事業を、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律における地域生活支援事業として明確に位置付け、十分な予算措置を講ずるよう強く要請する」との意見書が出されました。
 青年・成人になっても、人とのかかわりを持てる集団活動が大切と強く考えます。
このような事業所での活動について、区の考えがあればお聞きします。
 次に、江東きっずクラブ等の展開についてお伺いします。
 江東きっずクラブは、平成22年度に4校からスタートし、実施校をふやして、今年度は39校の小学校で実施されています。
 また、水曜日や土曜日にPTAの協力を得て学校開放事業も実施しており、放課後や休日の児童の安全・安心な居場所を確保していますが、江東きっずクラブと、こどもたちの登下校を含めた安全対策や居場所づくりの時間帯の調整が必要になると考えます。
 学校開放の時間帯に、こどもがいない校庭にお母さんたちがずっと座っている姿を見たことがあり、参加児童数は減少している傾向にあります。
小学生の習い事はとても多様で、高学年になれば塾へ通うこどもが多いのが現状です。
江東きっずクラブ等の放課後支援策と学校開放事業の利用のバランスはどうでしょうか。
いろいろと報告されているデータがあればお聞きします。
 次に、児童館の指定管理者制度についてお伺いします。
 私の地元の千田児童館は、指定管理者制度導入から3年目となりました。
学童保育の対応も含め、卓球、サッカー、茶道、ジャグリングなどの取り組みが効果を上げ、児童館の利用者が年々ふえたことが、さきに述べた学校開放事業の利用者の減少につながっていると考えます。
 千田児童館では、福祉施設との連携や乳幼児と保護者が利用する子育てひろばなどの施策も実施していますが、それ以外に新たな活動があればお聞きします。
 そして、小学生の参加増はもとより、中学生や高校生の利用者は、1年間で中学生7,583名、高校生1,908名と、ほかの児童館と比較して年々増加しています。
特に、近くにある都立大江戸高等学校からの実習生受け入れの成果が出ていることが理由として考えられ、都立高校8校を含め、29校もの高校から高校生のボランティア登録がされています。
 そこでお伺いします。
このような中学・高校生の利用が増加している要因について、どう把握しているのでしょうか。
住吉の児童会館を含め、19カ所の施設の中で指定管理者制度を導入しているのは4施設です。
このような施策の成功例は、今後どのような展開をしていくのでしょうか。
今後も指定管理者制度を導入する施設をふやしていくのでしょうか。
 また、森下児童館における、開館時間を延長し、居場所を創出しているティーンズタイムの試験的な取り組みの現状のほか、ほかの児童館での活動例も含めた、中学・高校生の利用について、課題があればお聞きします。
 次に、ウイークエンドスクールの活動についてお伺いします。
 放課後支援として、小学校の児童の居場所づくりに貢献しているウイークエンドスクールの活動が、平成15年より地域の協力を得て、12校の小学校の施設を利用して展開されています。
 地域町会の援助や青少年対策地区委員会、青少年委員などの協力は、各校によって違いがあり、活動内容も色合いも異なりますが、多数の講座が土曜日、日曜日に展開されています。
 しかしながら、このような地域における育成活動は、参加する学校がふえていないのが現状です。
 そこで、お伺いします。
小学校を下校せずに、校内で安全・安心な居場所として過ごすことができる江東きっずクラブは、平成31年度で全校に配置する計画でしたが、保護者のニーズを受け、前倒しして来年度中に全校へ展開するとのこと。
ウイークエンドスクールの活動と江東きっずクラブ等との連携について、対応できることがあればお聞きします。
 次に、土曜日の居場所づくりについてお伺いします。
 土曜江東きっずクラブは、千田児童館では学童クラブと併設して展開していますが、児童館との併設クラブは今後もふえていくのでしょうか。
 江東きっずクラブ等、学校開放事業、ウイークエンドスクールと、こどもたちに多くの施策が展開され幸せだと思いますが、いろいろな活動の中で、こどもたち自身は、内容や時間帯についてどのような判断をして選択しているのでしょうか。
 土曜江東きっずクラブは、平日に児童館に通うB登録の児童は問題ないのですが、平日に学校で過ごしているA登録の児童は、土曜日は学校ではなく児童館に通い、館内でB登録の児童と一緒に過ごしています。
ウィークエンドスクール事業を土曜日に展開している学校は、児童館からの児童の対応も考慮し、講座開始時間や内容も調整して、お互いの役割を確認しておく必要があると考えます。
土曜日の居場所づくりの現状と、課題があればお伺いします。

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  質問事項2の回答   地教育委員会事務局次長(石川直昭)

放課後等の居場所づくりについてお答えいたします。
 まず、児童・生徒・青少年の居場所づくりについてです。
 青少年センターで実施してきたロビーワークですが、平成27年度の利用者は延べ約1万6,000名となっております。
また、ロビーに相談カードコーナーを設置しており、こちらも約50件の利用がございました。
来年度以降の指定管理者制度導入後につきましても、より充実したロビーワーク事業を実施してまいります。
 また、文化センター等では、主に小学生を対象とした講座を開設しております。
どの講座にも定員を超える応募があり、中でも工作や化学実験講座の人気が高くなっております。
 次に、放課後等デイサービスへの協力についです。
 事業所の指定や指導は東京都が行っておりますが、サービスの質の確保は、区といたしましても重要なことであると認識しております。
このため、新規開設施設では、職員が現場を確認しており、また、保護者等から相談を受けた際には調査を行っております。
今後も東京都と連携し、質の確保に努めてまいります。
 18歳以上の障害者の活動につきましては、余暇活動に必要な学習支援としてエンジョイ・クラブ、仕事帰りに集える場所として地域活動支援センターが3カ所あるほか、自主的に余暇活動の支援を行っている事業者があることを把握しております。
こうした事業の重要性は、区としても認識しているところであります。
 次に、江東きっずクラブ等の展開についてです。
 江東きっずクラブは、来年度に全小学校に開設する予定です。
学校開放事業は、主に土曜日、日曜日等に実施しておりますが、平日に実施している一部の学校では、学校開放事業が終了してから江東きっずクラブが校庭等を使用するなど、学校ごとに調整を図っております。
 参加児童の減少につきましては、運営委員会の意向を踏まえ、実施日等について検討いたします。
確かに、高学年になると習い事等で参加率は低下しますが、平日は江東きっずクラブ、休日は学校開放事業を利用していただくということを中心に、バランスを考えて実施しております。
 次に、児童館の指定管理者についてです。
 千田児童館では、指定管理者制度の導入後も多くの方に利用していただいております。
今年度からは新たに「ほんわかタイム」として、乳幼児とその保護者を対象に、育児相談を行う事業を実施しております。
 また、中学・高校生の利用が増加している理由といたしましては、指定管理者による運営となり、開館時間が午後7時まで延長されたことや、児童館だよりを近隣の中学校や高校に配布したこと、また生徒と職員との信頼関係づくりに重点を置いたことなどが理由であると分析しております。
 指定管理者制度の拡大につきましては、現在の4施設の効果を検証し、アウトソーシング基本方針にのっとり、拡大してまいります。
 中学・高校生の利用につきましては、午後5時から午後6時までを中学・高校生の優先利用としたり、開館時間を延長して実施する森下児童館のティーンズタイムや、亀戸第二児童館の中高生タイムがあり、利用者には好評です。
今後も中学・高校生の利用促進のため、事業の実施内容の検証と実施施設の拡大を行ってまいります。
 次に、ウイークエンドスクールの活動についてです。
 ウィークエンドスクール事業は、地域人材による多彩な体験講座の実施等、地域ぐるみの教育を推進するものです。
一方、江東きっずクラブ事業は、放課後等の居場所、生活の場の提供が目的であり、活動場所や目的等は異なりますが、こどもたちの学びの機会をふやし、それぞれの活動が活発になるよう、プログラムや講師の紹介等の連携を図ってまいります。
 次に、土曜日の居場所づくりについてです。
 土曜江東きっずクラブは、現在、拠点方式により18カ所の児童館で実施しており、展開は完了しております。
また、学校開放事業、ウィークエンドスクール事業のほか、児童館等において、身近で安全・安心な遊び場、学びの場の提供を図っており、それぞれのこどもたちのニーズや要望に基づき、各種事業を選択していただいております。
現在、A登録の児童は、土曜江東きっずクラブを自由に選択できないという課題があるため、今後、解決に向けて検討してまいります。
 

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