平成29年9月21日 平成29年第3回定例会


 質問事項2   オリンピック・パラリンピック競技の振興について
最初に、スポーツクライミングの振興についてお伺いします。
 8月21日付の区報に、区内で開催されるオリンピック11競技、パラリンピック8競技の活力ある写真と競技内容の説明がありました。
日常のスポーツ会館等や小中高校生のクラブ活動で体験できないスポーツクライミングの競技が、青海アーバンスポーツ会場に設置され、到達高度を競うリードや、5メートル以下の壁で幾つ登れたかを競うボルダリング、15メートル壁でタイムを競うスピードの3種目が競技種目となります。
 5月に八王子で開催されたボルダリングワールドカップ大会では、日本代表選手男女とも2位、3位を獲得するなど、メダルが取れるスポーツとして期待されています。
 近隣の民間施設では、リード競技をする壁は限られていますが、ボルダリング競技を楽しむ区民の方々は少なくありません。
体幹が鍛えられるだけではなく健康維持にもなることから、女性にも大変人気がある種目です。
三宅島では、廃校になった村立中学校を利用して、巨大クライミング施設を設置した例もあります。
 当区では深川スポーツセンターに設置されており、オリンピック競技に決まってから機運も盛り上がり、8月27日に「親子で登ろう!クライミングフェスタ」が開催され、公益社団法人東京都山岳連盟主管のもと、多くの企業にも協賛していただき、安全に大会が進められました。
 足立区の西新井文化ホールの児童施設、ギャラクシティには、高さ3メートル幅10メートルと、高さ7.5メートルのクライミングウオールが2カ所設置されております。
7.5メートル側のウオールは「がんばるウォール」と名づけ、安全ベルトを身につけ、落ちてもけがのないように守られています。
 そこでお伺いします。
残念ながら台風接近により、9月17日の「こうとうこどもカヌー大会2017」は中止されましたが、当区は、こどもたちのスポーツ体験、育成に力を注いでいます。
同様に、区内で競技される新たなスポーツ、スポーツクライミング競技施設の増設やこどもスポーツ体験の振興に考えがあればお聞きします。
 次は、ボッチャの振興についてです。
 区内の有明体操競技場で開催されるパラリンピックのボッチャ競技は、ジャックボールと呼ばれる白いボールに向かって、赤と青、それぞれ6個のボールを投げて近づけられるかを競う競技です。
 パラリンピックで脳性麻痺者に門戸が開かれたのは、1980年オランダ・アーネム大会からで、その脳性麻痺者のために考案された障害者スポーツ特有の競技がボッチャです。
昨年のリオデジャネイロ大会では、日本が銀メダルに輝いたこともあり、新たな広がりを見せています。
 日本ボッチャ協会では、障害の有無や老若男女に関係なく、誰でもできる国民的スポーツになればと願っています。
経団連等では、大会を主催したり、多くの企業が参加しており、ボッチャ部を設立した企業もあり、健常者にも浸透してきました。
また、オリパラ教育で、都内の公立幼稚園、小中高校、特別支援学校、合計約2,300校で実施を促進しています。
日本障害者スポーツ協会内に設置した日本パラリンピック委員会が育成に協力しております。
 そこでお伺いします。
広場さえあれば体験できるパラリンピック競技は5人制サッカーとボッチャだけです。
小松橋地区青少年対策委員会のカローリング大会で小学生に体験させたところ、すぐに競技になれ、連帯感やチームワークが生まれていました。
深川第四中学校の70周年事業のスポーツ大会でも、生徒たちが初体験競技に親しんでいました。
 スポーツ会館等で体験を促進していますが、地域振興の機会で、例えば児童・生徒育成や敬老会等でボッチャ体験を進めるなど、スポーツを通した連帯感づくりに活用することについて、考えがあればお聞きします。
 区内にサッカー場を有する東京ガスは、日本障害者スポーツ協会のオフィシャルパートナーとして加盟している企業です。
地域スポーツ振興に理解のある企業協力についても、考えがあればお聞きします。

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  質問事項2の回答   地域振興部長(大塚善彦)

現在区では、さまざまな機会を捉え、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、江東区内で行われる競技のPRを、体育協会やスポーツ推進委員会を初めとする関係団体とともに取り組み、東京2020大会の開催機運の醸成を積極的に図っております。
 その1つの競技でもあります青海のアーバンスポーツ会場で行われるスポーツクライミングの振興につきましては、現在、江東区内に深川スポーツセンターのほか、民間施設で2カ所体験でき、近隣では菊川に1カ所ございます。
深川スポーツセンターのクライミングウオールは、休日の一般公開日で平均20名、多い日は50名を超える方が御利用いただいており、親子での御利用も多く見られます。
 また、ことしの区民まつり会場に、東京2020大会の区内実施競技の一部を体験できるエリアを設け、仮設のリードウオール、スピードウオール、キッズウオールの3つのクライミングウオールを設置し、こどもから大人まで体験できるコーナーを設け、多くの方に体験していただきたいと計画しております。
 スポーツクライミング施設の増設につきましては、東京2020大会終了後の新規恒久施設の施設運営計画によりますと、青海のアーバンスポーツ施設を有明に移設する計画がされていることから、区といたしましては、現在のところ施設の増設計画はございません。
 また、こどもスポーツ体験の振興につきましては、こどもスポーツデーを初め、各スポーツセンターでのこども向け教室等を通じ進めているところでございますが、機会を捉え、さらに取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、ボッチャの振興につきましては、スポーツ推進委員が中心となり、地域のスポーツクラブでの実施や老人福祉センターや小学校等に出向き体験会を行っているほか、区内のスポーツセンターや障害者支援施設におきましても体験する機会を設けており、本年3月行いました障害者スポーツフェスタにおきましても、ボッチャ競技が大変盛り上がりました。
 ことしの区民まつりの会場におきましても、区内実施競技体験エリアにボッチャやこども向けアーチェリーの体験コーナーを設け、多くのこどもたちに体験していただきたいと計画をしております。
 また、本年度のこどもスポーツデーの中でも、ボッチャや車いすバスケットボール、5人制サッカーの体験コーナーを設け、多くのこどもたちに体験をしていただきたいと考えております。
 ボッチャは障害のあるなしやこどもから高齢者まで一緒に楽しめるスポーツで、連帯感やお互いを理解し合う心を育てるスポーツとして、現在、江東区スポーツ推進委員会を中心に、普及、振興に力を入れております。
今後も機会を捉え、こどもから高齢者、そして障害のある方まで、多くの人がスポーツに親しみ、心と体の健康、体力の向上を目指した取り組みを進めてまいります。
 次に、地域スポーツ振興に理解のある企業の協力ですが、車いすバスケットボールやボッチャなど、パラリンピック競技の用具を貸し出している企業もあります。
また、カヌー振興では、既に地元企業の協力をいただいており、区として引き続き地元企業に協力をお願いしてまいりたいと考えております。
 また、シーサイドマラソン大会におきましても、多くの企業の協賛をいただき運営を行っているところでございます。
 区といたしましても、スポーツ推進委員会を初め、関係団体や地域と連携し、企業の協力も得ながら、区内で行われる東京2020大会の競技の振興や開催機運の醸成を通し、区民の健康と生きがいづくりや地域コミュニティの形成に引き続き取り組んでまいります。
 次に、魅力ある日本文化の体感と継承についての御質問にお答えをいたします。
 まず、まちおこしとなるストリートフェスティバルについてですが、御指摘のイベントは、まちおこしを目的として、地元の商店や町会が一体となり、ボランティアなども参画した形で運営しており、小さなお子さんから高齢者の方まで楽しめる、地域挙げてのイベントであると認識しております。
 本区でも、江東区民まつりを初めとして、それぞれの地域で行われる地区まつりなど、多くの方々に御参加をいただいている催しは多くありますが、音楽をテーマにした地域一体のイベントという点では、注目すべきフェスティバルであると考えております。
 本区では、東京2020オリンピック・パラリンピックに向け、文化プログラムを広く推進しておりますが、本年3月に策定した江東区文化プログラム基本指針の中で、取り組みの柱として、「誰もが芸術文化活動に参加しやすい環境整備」を掲げており、年齢や性別、国籍などにかかわらず、多様な人が本区の芸術文化に気軽に触れることができる多彩な鑑賞機会を提供していくという観点からも、参考の一つにすることができるイベントであると評価しております。
 次に、江戸情緒に包まれた日本文化の継承についてですが、江東区文化プログラム基本指針の中で、「日本文化の再認識と継承・発展」を掲げており、文化財などの日本の伝統文化を適切に保存しつつ、多様な手法で積極的に公開・活用を行うことにより、日本文化が有する魅力を発信し伝統文化を再認識する機会を提供することとしております。
 日本文化を体感できる地域イベントについてですが、江東区文化コミュニティ財団では、KOTO街かどアーティストの事業の一環として、南京玉すだれや和太鼓などを広く披露する機会を設けております。
神社仏閣が多く存在する本区においては、無形民俗文化財である木場の木遣、砂村囃子、富岡八幡の手古舞などの民俗芸能も適切に現在まで受け継がれており、今後、本区の文化プログラムを推進していく中で、観光協会や文化コミュニティ財団との協力のもと、さらなる充実について検討してまいります。
 お江戸深川秋まつりですが、「和服を着て、下町らしく粋な唄に合わせて元気に踊りながら情緒ある町並みを楽しむ」という内容で、新内流しと門付が登場するなど、日本文化を体感できるイベントも予定されております。
 次に、深川江戸資料館を中心としたフェスティバルの開催に関する御提案についてです。
 深川江戸資料館では、さまざまな歴史文化資料の展示に加え、地元商店街と連携したかかしコンクールや文化財保護強調月間中に開催している江東区伝統工芸展など、多彩なイベントを実施しております。
また、清澄白河地区では、休館中の東京都現代美術館が、空き店舗等を活用して、地域での芸術鑑賞できるMOTサテライトを開催し、多くの方に御参加をいただくなど、多彩な催しが行われており、イベント開催に当たっては、何よりも地域の声や要望が重要であると考えており、地元の御意見も踏まえ検討してまいります。
 次に、郷土芸能や民俗芸能を継承している地域の協力者や団体についてですが、無形文化財として指定、登録している団体や、社会教育関係団体としての登録に加え、さまざまな施設での実演の機会などを通し、区内で活動している団体等の把握に努めております。
 次に、日本文化及び郷土芸能、民俗芸能の継承についてですが、活動団体等との意見交換の中で、後継者が不足しているということは各団体に共通する課題として把握しております。
 文化コミュニティ財団では、こどもを対象とした三味線教室などを開催し、次世代育成を図っておりますが、伝統技術を適切に次世代に受け継いでいくためには、区民一人一人に民俗芸能等を理解してもらうことが必要であり、区民が民俗芸能等に身近に接せられる機会を充実させることが重要であると考えております。
今後も、本区の宝である民俗芸能等が適切に継承されていくよう、事業の充実を図ってまいります。
 

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